あまりの忙しさにブログをシリーズ化したことさえ忘れていました!!
マダムの不味いご飯について期待をしてくれているみなさん、
もう少々お待ちください。
今日は路面店を開店したことをご報告させてください。
9月12日、工房を構える板橋区ときわ台駅にてお店をオープンしました!
お店と言ってもたばこ屋スタイルで、店内はなくカウンター越しの販売です。
お店の開店を決意したのは5月はじめ。
自粛真っ只中です。
保育園も自粛となり、工房の二階を子供が遊べるスペースに改装して、
夫と交互に育児と仕込みをしていました。
そんな感じなので仕事はほとんど進まず、
お休みの日もしっかりとれず。
休みがあっても結局どこも出かけられないし、
唯一の楽しみといえば近くの公園に散歩に行った帰りに
コンビニで買い食いすることくらい。
おうちでできる贅沢って焼肉くらいで、
でも部屋中すごい匂いだし、
なんかもうあの時期ストレスやばくなかったですか?
せめて子供連れて散歩行った時に、
なんかちょっとした贅沢とかできたらまだ救われるのになって思っていました。
そんな時にオンラインショップの売り上げがこれまでに3倍以上に伸びて
多くのお客様から美味しいものを食べて元気が出た、
久々に笑顔が溢れた、会えない大切な人に喜んでもらえることができたって
お言葉をいただいて。
私たちの仕事って正直めちゃくちゃしんどい。
子供たちが憧れる職業上位のパティシエだけど
いざ仕事につけば体力勝負・上下関係厳しい・勤務時間が地獄・休み少ない・そして給料も少ない。
それでも仕事を続けて、自分のお店まで持ってしまう理由って
やっぱりお客さんの美味しいって笑顔が忘れられないから。
コロナでみんながしんどい思いしてて
人のために何かできることなんてないと思っていたけど、
もしかしたら私たちと同じ様に、美味しいものに助けられている人ってたくさんいるんじゃないかと思いました。
5年間ひっそりと前野町の住宅地でお菓子を作り続けてきたけれど、
今こそお店を開くべきじゃないかと思いました。
でもそう思えたのはやっぱり息子と夫が居たから。
一人ではそんな勇気はなかったけど。
(開店までの間に死ぬほど喧嘩した事は一生忘れないと思う)
そしてお店を開店した今思うことは
本当に開店してよかった!
(喧嘩した時にふいに言われた旦那からの不満は一生忘れないと思うけど)
二人とも地元ではない板橋で、しかもこんな住宅街で
本当に売れるのか、いや絶対売れない。
と思っていたけど口コミでたくさんのかたが広げてくれたり
SNSに上げてくれたり。
たくさんの出費があったけど、
その分たくさんの売り上げがあり、
そしてもっとスムーズな仕事ができる様さらに機械を入れたり、
最近の私たちの口癖は、
私たち経済まわしてるね!
(お金を使うことが気持ち良くなる魔法の言葉)
お店は今のところ週二回の営業が精一杯で、
お菓子屋としての繁忙期、クリスマスもバレンタインも
今のところ営業できる保証はありません。
今すでに入っているバレンタインまでの催事などが
終わり次第また営業日については考えていこうと思います。
これをお読みいただいている数少ないお客様は
板橋区にはほとんど住んでいない方々だと思いますが、
いつかぜひ遊びにいらしてくれたら嬉しいです。
またブログ更新させていただきます。